
ごきげんようございます、たかぴょんです
あなたはクロシビカマスを知っていますか?

炭で焼かれたような色からスミヤキという別名を持つクロシビカマスは、その鋭く強靭な歯からナワキリとも呼ばれています。
ある日、魚市場を歩いていたら激安なクロシビカマスを見つけました。

スミヤキの炭焼きが食べたい!
そこで今回は、クロシビカマスを食べてみました。
この記事を読めば、あなたもクロシビカマスを食べてみたくなりますよ。

ぜひ、最後まで読んでいってください
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【調理】クロシビカマス(スミヤキ)の塩焼きを作る
冒頭で『スミヤキの炭焼きを食べる』などと書いてしまいましたが、炭焼きの準備が面倒だったため普通にグリルで塩焼きにします。ごめん。
まずは買ってきたクロシビカマスを軽く洗います。

大きい。黒い。

口の中も真っ黒。そして歯が鋭い。
軽く触ってみたらしっかり刺さっていたかった!

頭を落とし、内臓を取り除きます。
頭と内臓は後でまた使うので、捨てません。

中の血をしっかり洗います。
背景にうっかり果実酒用のお酒が映り込んでしまいましたが、庭で採れた桑の実で果実酒を作ってるのがバレてしまいました。恥ずかしい///

背びれのトゲが鋭く危ないし、そのまま焼いても食べづらすぎるのでこの時点で除去しておきます。
頭と内臓同様に後で使うので捨てません。

非常に骨が多い魚なので、細かい幅で骨切りをしていきます。気が遠くなる!

こんな感じ。もちろん両面にしっかり骨切りします!

骨切り×2尾。

軽く塩をまぶし、グリルに入れてあとは焼くだけ!

さて、ここで先ほどよけておいた内臓の出番です。

沸騰した湯に入れ、10秒ほど茹でます。

そして事前に用意しておいた氷水に入れ、軽く締めます。
あとは水気をよくとり、お皿に盛り付けて内臓の湯引きの完成!
そして同時にグリルを覗いてみます。そうすると……

ちょうどいい感じに焼けています!スミヤキの塩焼き!
あとはお皿に盛り付けて完成です!

熱々のうちに食べよう!
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【実食】クロシビカマス(スミヤキ)の塩焼きを食べる
というわけで、まずはクロシビカマス(スミヤキ)の塩焼きを見てみましょう。

いい感じ。魚の塩焼き特有の香ばしくて食欲を刺激する香りが漂います。
それでは、いただきます!


う、うまいッ!!!
パリッと焼かれた皮の奥から溢れ出す、力強くも澄んだ脂の旨み。身はふっくらとして香り高く、ほんのりと海の苦みを残して――ただ塩だけで、ここまで美味い。
見た目に反して味そのものはシンプルな焼き魚。しかしながら奥が深く力強い旨みがあって、非常においしいです。
鉄のような外見とは裏腹に脂もしっかり乗っていて、米が進む!
小骨が多い魚ではありますが、骨切りしておけば全く気になりません。
さて、用意しておいた内臓の湯引きにも登場していただきます。

ここにポン酢を回しかけます。

このポン酢はふるさと納税のふぐについてきたやつです。さっぱりしてておいしい。売ってないかな?(知ってる方いたらコメントください)

ポン酢をかけたらこんな感じ。

さっそく食べてみましょう。


またまたうまいッ!!!
ぷるんと柔らかく、それでいて芯にほのかな弾力。湯引きで立ち上がった濃密なコクを、ポン酢の酸味がすっと切り裂く――渋みと旨みが静かに交差する、大人のごちそう。
ほんのりとした苦みと甘みがあっておいしいです。ただしカワハギなどと比べるとやはりインパクトに欠けるというか、見劣りしてしまう部分があるのも事実。
とはいえしっかりおいしいです!
そして調理の時に取っておいた頭やヒレは冷凍保存しておき、後日ダシをとってアラ汁にして食べました。
こちらも非常に濃厚かつ上品なダシが出て、旨みが凝縮されたような汁でした。

おいしかった!
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『クロシビカマスを食べる』まとめ

というわけで、今回は『クロシビカマスを食べる』記事を書いてきました。
この記事を読んで、あなたもクロシビカマスを食べてみたくなったでしょう?
今回の内容をまとめましょう。
グロテスクな見た目に反して非常においしい
骨切りすれば骨もまったく気にならない
スミヤキ、ナワキリなどとたくさんのユニークな異名を持つクロシビカマス。
クロ=黒、シビ=鮪、カマス=魳。マグロの仲間でもカマス科でもなくてクロタチカマス科の不思議な生き物クロシビカマス。
その実態は、まるで旨みの爆弾のような濃厚な食材でした。
あなたもクロシビカマスを見つけた際は、ぜひ食べてみてください!

今日もごちそうさまでした!

前回食べた『ノビル』の記事もあわせて読んでみてください!
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