ごきげんようございます、たかぴょんです
あなたはアメフラシを見たことがありますか？
ダイアラックの人々を石化させ、さらにはグリンフレークまでもを恐怖に陥れた悪魔のような魔物。
……はドラクエ7のあめふらし。ここでは実在する軟体生物のアメフラシを取り扱います。
春頃になると、潮が引いた磯などで見かけることがあります。
巨大なウミウシやナメクジのようなその姿は人によっては気持ち悪さを感じ、ウサギのような顔は人によっては可愛らしさを感じます。
ある日、かっつんと共に堤防を歩いていた僕は打ち上げられたアメフラシを見つけました。
そういえば昔、テレビで食べてた芸人さんがいた気がする……
そう思い出した僕は、迷わず拾ってお持ち帰りしました。
この記事を読めば、あなたもアメフラシが食べてみたくなりますよ。
ぜひ、最後まで読んでいってください！
アメフラシは食べたものによっては体内に毒素が蓄積している場合があります。
読者の皆様はむやみに真似をせず、専門家の監修のもと食べるようにしましょう。
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【調理】アメフラシを捌く
まずはお持ち帰りしたアメフラシを見てみましょう。
改めてみると気持ち悪い。
素手だと気持ち悪いので手袋をつけました。ごめん。
アメフラシは刺激すると紫色の液体を出すのが特徴です。
アメフラシの処理方法なんて知らないので、とりあえず紫の液体が出なくなるまでひたすら洗いました。
途中、ぬめりが強すぎて排水溝が詰まりました。
横にいたかっつんに直させました。すまん。
紫の液体が出なくなるまで洗ったら、まな板に乗せます。
包丁と比較してもまあまあのサイズ。
まな板は万が一にでも紫色に染まったら嫌なので、まな板用の使い捨てシートを着けてます。安心。
覚悟を決め終えたら、お腹を切り開きます。
思いのほか勢いよく飛び出てきました。おそらく上下どちらかの大きな物体が胃。
食べた海藻がぱんぱんに入ってます。
この内臓は食べられるかどうかよくわからないので、きれいに除去しましょう。
ダイエット成功。
こう見るとしっかり貝類っぽいですね。
ここまでくれば普通に食材として認識できます。
ぬめりがすごすぎるため、塩揉みをして更にきれいにします。
塩をかけてよく揉み、軽く洗ってはまた塩をかけてよく揉み……。
これを繰り返すことで、徐々にぬめりがなくなっていきます。
ぬめりをよく落とし、塩気を洗い流して水分をふき取ります。
最初と比べて心なしか小さくなりました。
適当な大きさに等分します。
生食できるかわからないけど、試しに3切れだけ刺身も作りました。
そして残りは茹で。
よくわからないけどとりあえず2分茹でました。
まるで洗剤でも混ぜたかのような、恐ろしい量のアク。
泡立つタイプのアクは、大体がサポニンに原因があります。
サポニンは毒性があるため、この時点で前述の刺身は食べたらいけないやつだと理解しました。
後に引きたくないため、とりあえず食べてみてから困る選択肢を選びました。
2分茹で終えたら、流水で冷やします。
そして一口大にスライスしていきます。
塩揉みし、一度茹でることで当初のぬめりはほとんどありません。
スライスしていると、中から透明のプラスチックのようなものが出てきました。
アメフラシの祖先が貝だった頃の殻の名残です。
この調子ですべてスライスし終えたら、皿に盛り付けて完成です！
早速食べてみよう
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【実食】アメフラシを食べる
それでは、まずはアメフラシの刺身からチャレンジしてみましょう。
茹でた時にサポニンが含まれていることを確認しているので、あまり気が進みません。
ええい、ままよ！
え、えぐみがすごい……！！
ほんの一瞬だけ口内に広がる貝のようなうまみと風味。直後に訪れる強烈なえぐみと磯臭さ、そして舌がピリピリとしびれる感覚。
本能が飲み込むことを拒絶してしまい、吐き出してしまいました。
原則完食は心掛けているのに、申し訳ない……。
気を取り直して茹でた方を見てみましょう。
一部地域では酢味噌で食べる文化があると調べてくれた、かっつんの意見が採用されています。
それでは、いただきます！
う、うーん……？
うまくも、まずくもない……。
アメフラシの味はほとんどなし。ほんのわずかに苦みと磯臭さを感じる程度。
食感は貝に似ているけれど、旨味がないから物足りなさがすごい……。
なまこや貝が好きなだけに期待が大きかったのですが、がっかり感が非常に強く感じられる食材でした……。
残念……
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『アメフラシを食べる』まとめ
というわけで、今回は『アメフラシを食べる』記事を書いてきました。
この記事を読んで、あなたはアメフラシを食べてみたくなったでしょうか？
僕はもう食べないと思います。
今回の内容をまとめましょう。
アメフラシは食べたものによって毒があるから、素人が真似したら駄目。
生食は良くない。茹でれば食べられるけど旨くもまずくもない。
気持ち悪い外見と、よく見ると可愛らしい顔。
良くも悪くも子供たちにぎゃあぎゃあと騒がれる磯の人気者、アメフラシ。
しかし食材としては、決して優秀とは言い切れない存在でした。
今回はアメフラシそのものを食べていますが、卵の方はモンブランやそうめんに似ておいしそうなため、そちらはいずれチャレンジしてみたいと思います。
普段は読者様にも食べることを進めていますが、アメフラシは食べたものによって毒があるため真似をしないようにご注意ください。
今日もごちそうさまでした！
前回食べた『人の皮』の記事もあわせて読んでみてください！
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