
ごきげんようございます、たかぴょんです
あなたは「タイノエ」を知っていますか?

ウオノエとも呼ばれるそれは、魚の口内に生涯巣食う寄生虫です。
魚と縁が深い人は、海で釣りあげた魚や、スーパーで買った魚の口内に居座っている姿をよく見かけます。
魚の口内で体液を吸って寄生する生態なのですが、皮肉にも名前は鯛の餌に見えることから来ています。
ある日、鯛の口から覗くタイノエを見て思いました。

食べてるように見えて鯛が羨ましいなぁ……
そこで今回は、タイノエを食べてみたい方、寄生虫を食べてみたい方、鯛の気持ちになってみたいあなたに向けて、以下の内容をまとめてみました。
この記事を読めば、あなたもタイノエの食べ方や味がわかります!

是非、最後まで読んでいってください!
▼▼タイノエ以外の寄生虫も気になる方はこちら!▼▼
【料理】寄生虫、タイノエを揚げる!
まずは魚の口内からタイノエを採取します。

外観はダンゴムシやフナムシとよく似ています。

裏面はこんな感じ。お腹の白い部分はぷにぷにしています。
今回、当記事の撮影用におろした魚からは以下の量が採れました。

大小さまざま。
採取したタイノエをよく洗います。

1匹混じっていた赤い子は、どれだけ洗っても鯛の血が取れませんでした……。

洗い終わったタイノエは、水分をよくふき取っておきましょう。
揚げるために油を熱します。

油が十分に温まったら、鍋にタイノエを投入します。


全身の色が白く変わり、油の音が落ち着き始めたら食べごろ。
油からタイノエを取り出し、タイノエの素揚げの完成です!

タイノエ4匹のために鯛22匹を捌いたよ……
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【実食】寄生虫、タイノエを食べる!気になる味は?
まずは出来上がったタイノエの素揚げを見てみましょう。

火が通ることで真っ白になったことと、体の節が逆立って目立つようになったのが印象的です。
甲殻類でありながらエビやカニのような赤色色素(アスタキサンチン)を持たないので、加熱しても赤くなりません。
それでは早速、食べてみましょう。

ぱくっ。
こ、これは……!

うまいッ!!!
エビに近い、旨味の濃い味。
食感は完全に川海老のそれ。口内に殻が残る感じはコガネムシと近いかもしれません。
おつまみ感覚でぱくぱく食べられて、かなり好きな食べ物でした。
鯛22匹捌いて4匹しか出てこなかったから、コスパが悪すぎるのは考え物ですが……。
当然ながらお腹を壊すなどの症状も起きず、食後も健康そのものでした!

美味しかった!!
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『寄生虫、タイノエを食べる』まとめ

というわけで、『寄生虫、タイノエを食べる』記事を書いてきました。
この記事を読んで、あなたもタイノエを食べてみたくなったでしょう?
今回の内容をまとめましょう。
一見すると奇妙で気持ちが悪いタイノエ。
反面、江戸時代には「鯛之福玉」とも呼ばれる縁起物でした。
とても美味しく、更に入手が難しい食材……。
見つけた際には、是非あなたも食べてみてください!

今日もごちそうさまでした!

前回の『イカスミで書道をする』記事も合わせて読んでみてください!
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